1800年代の欧米の産業革命が大量生産・大量消費と化石資源主体の片道経済を産み、さまざまな歪みを生じてきたことは多くの人が認識している課題です。ニッポンと話そうPROJECTでは、サステナブルな未来社会を構築して、SDGs や気候変動パリ協定に貢献していく必要があると考えます。
そのためにも日本の過去のサステナビリティを振り返ることは、未来社会を考える際に参考にできる可能性があると思います。
FilmFreaKs Presents『長屋人情紙風船』企画は、江戸時代後期の長屋を映画美術のモックアップセット技術で再現し、化石資源に頼らないサーキュラーバイオエコノミーであった江戸時代の循環型社会生活を紹介し、一部体験していただく企画です。
現代においても大都市の目安とされる100万人都市であった江戸の街がどのように衣食住を充たしていたのかを、長屋のセットで再現して、庶民の暮らしから学ぶエコな習慣についても紹介していきます。江戸時代と現代では、生活スタイルも物資の量もエネルギーの種類も何もかもが違いますが、一人一人が意識的にできる習慣というのは、案外あまりかわらないのかもしれません。セットで再現した空間で、過去の暮らしに学ぶことが、未来を創っていけるような行動のきっかけになればと考えています。
江戸時代の長屋を再現するセット内では、
等、様々なイベントスペースを展開します。
江戸時代は小さな葛藤はあったかと想像されますが、全体としては人情に溢れ、平和だったのではと考えます。
FilmFreaKs Presents『長屋人情紙風船』企画は、江戸の長屋セットで再現した生活空間で、過去の暮らしを学び、様々な人々に体感してもらい、また、現代社会で蔑ろにされがちな「人情」にも触れていただき、未来社会を考えるきっかけにして貰えればと思います。